身土不二の考え方

page_chisan_more4_img_big身土不二とは、人間の身体はその人が住んでいる風土や環境と切り離せない密接な関係があり、健康に生きるには、その土地の自然に適応した旬の作物を育て、食べよという考え方です。

福井県出身の医師・薬剤師で、明治時代に日本で最初に食育の重要性を唱えた石塚左玄は、19世紀末に発刊した「化学的食養長寿論」の中で、身土不二の重要性を説いています。

平成11年度の環境白書で、「『食』を支える産業における取組」の一例として、身土不二が取り上げられています。その中で、身土不二について、「体を冷やす働きをもっている食物は温暖な地域で夏に、体を温める働きをもっている食物は冷涼な地域で秋から冬に採れるものが多く、食物と気候の調和が自然と図られている」と解説されており、伝統的な日本の食生活のあり方を再評価すべき時期にきていると指摘しています。

(画像出典:日本シーアイ協会 マクロビオテックWEB http://macrobioticweb.com/about/shindo.shtml

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