ビニルハウスで防災訓練
平成23年2月、災害時における都市農地の防災機能の検証を目的として、農地(飯田ブドウ園(東京都世田谷区用賀)のビニルハウス)を利用した一時避難訓練が行われ、地域の人など約100人が参加しました。訓練の内容は、怪我をした人の応急救護、心肺停止した人に対するAEDでの救助、そして、炊き出しなどです。
会場を提供した飯田さんは、「ブドウ園は、土地が平らでブドウ棚があるので、そこにビニールシートを洗濯はさみで留めれば、間仕切りもできる。さらにビニルハウスの中であれば、雨、風もしのげる。」と、ぶどう園のビニルハウスが他にはない防災機能を多く持っていることを説明しました。参加者は、「訓練に集中できた。雨、風をしのげ、怪我をした被災者を地面の上とはいえ、横にすることができ、救護活動に集中できる場所はそんなにはない。」と感想を話し、ビニルハウスが持つ災害時の機能の素晴らしさを実感していました。
右写真:人形を使った訓練の様子
(出典:世田谷区都市農業課http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/159/778/h23/d00032964.html)