かつての短冊型農地の面影をとどめるまちなみ

東京都小平市や国分寺市付近は、台地の上に位置し、もともとは水を得ることが難しい場所だったため、農業に向かず、あまり集落も見られない土地でした。しかし江戸時代に玉川上水が引かれると、用水路を引いて農業用水や生活用水を確保できるようになり、青梅街道や用水などに対して直角に、南北に細長い地割りで新田開発が行われました。市街地化が進む現在でも短冊状に農地が残り、まちの成り立ちを伝える地域特有の景観をつくり出しています。

 

02図面

(出典:小平市史別冊図録 近世の開発と村のくらし)

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