災害兼用井戸

page_bousai_more4_img_01農地には、災害時における防災空間としての機能も備わっています。防災兼用井戸は、通常時には、農業用水を供給することで農業生産の向上に寄与し、災害時には周辺住民へ生活用水等を供給します。東京都農業振興事務所では生産緑地保全整備事業の一環として、防災兼用井戸の整備を補助しています。各自治体では災害時に周辺住民に井戸水を提供できる井戸を登録し、周知する動きも見られます。

右写真:防災兼用井戸

(出典:東京都農業振興事務所 http://www.agri.metro.tokyo.jp/files/seiryoku-pamph.pdf

 

過去の災害時に水が不足した事例

 

page_bousai_more4_img_02■平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)おとなりの井戸水もらえて大助かり ~トイレの「ジャー」は、バケツ3杯分~(柏崎市 30代 男性)
水が出ないのが一番こまりましたね。うちは田舎なので家に井戸があって、これは助かったなと思ったんですけど、地震で井戸水のほうのパイプがやられてしまって、井戸水をくみ出すことができませんでした。で、何日間か、水道が出るまで、おとなりから井戸水をもらってしのぎました。でも、いつも何となくやっているトイレの「ジャー」は、バケツ3杯も運ばなきゃだめなんですよ。
いつも洗濯に使う風呂の残り湯は、大きな揺れで、ガシャンガシャンと台所まで飛び散っていて、もう3分の1ぐらいしかありませんでした。何が困ると言ったって、やっぱりトイレの水が一番で、おとなりから井戸の水をいただけたのは、すごくありがたかったです。

(出典:内閣府 一日前プロジェクトhttp://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/sgs/jt.htmlより抜粋)

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